厨房では山のように作業がありますから、調理中に生じた問題の解決に時間を割くのは容易ではないことは私たちも十分承知しています。そこで、フライドポテトの揚がり具合に納得がいかないときに備えて、この見やすいハウツーチャートを作成しました。下ごしらえや調理の仕方を少し調整するだけで、たちまち黄金色のポテトが出来上がるはずです。問題をスムーズに解決できれば、大事なゲストのおもてなしに集中することができます。
手順
調理する準備ができるまで冷凍しておきます。解凍を避けるために一度に1袋分ずつ揚げます。
油の温度を174℃(345°F)~177℃(350°F)に保ち、ケースに記載されている指示に従って揚げます。
フライバスケットの1/3~1/2の高さまで入れます。入れすぎると揚げムラができます。油ハネを避けるために、フライヤーの真上で食材をバスケットに入れないでください。
揚げる前のフライを、バスケットに入れた状態で熱い油の上に放置しないでください。ケースに記載されている指示に従ってすぐに揚げます。バスケットを頻繁に振ります。
揚げすぎた場合、揚げ方が足りなかった場合は、べたべた、パサパサしたり、膨張したりして、型崩れしやすくなります。
バスケットを取り出し、余分な油を落とします。フライヤーの上にバスケットを10〜15秒間かざします。
保温ステーションにフライを積み上げないようにしてください。蒸気が発生し、フライがベタッとなります。
フライヤーの上でフライに塩をかけないでください。保温ステーションまたはトレイで均等に味を調えます。
網じゃくしを頻繁に使い、余分なパン粉やカスをすくって取り除きます。油は少なくとも1日1回濾してください。油の寿命を延ばすには、1日の終わりに濾すのが最適です。
フライポットには常に必要な容量の油を入れておきます。作業中も必要に応じて随時、油を補充します。
調理後は、フライヤーの上でバスケットを激しく振らないでください。バスケットから高温の油が落ちるため、注意してください!
できるだけこまめに(少なくとも1日に1回)油を濾します。揚げカスが一晩中油の中に残らないように、1日の終わりに濾すのが良いでしょう。
フライヤーの油の中に水分が混ざるのを防ぐために、清潔な布を軽く湿らせてフライヤーの表面を拭いてください。洗浄液は使用しないでください。粒子類を放出する他の器具(パン粉製造機、ミキサーなど)はフライヤーから離れた位置に置いて、油が粒子類で汚れないようにします。
フライヤーを停止した後はカバーをかけて、空気や異物との接触を減らします。フライヤーの製造業者のクリーニング手順と整備スケジュールに従ってください。フライヤーの表面とポットを毎週徹底的に清掃してください。市販のフライヤー専用洗浄液を使用してください。フライポットに油を入れる前に、洗剤が残っていないことを確認してください。
揚げ色が薄い
考えられる原因
考えられる解決策
揚げ色が濃すぎる
揚げ色がばらばら
フライがカラっとせず、脂っぽい
フライが硬い、へこむ
フライがくっつく
カサが減る
長さがそろっていない
テクスチャー/食感が悪い(保管品質が悪い)
風味が損なわれている
油の使用量が多すぎる
過剰な氷の結晶
油が泡立つ
油に粘りがある
揚げ物が油でべたつく
煙が出る
油の色が濃い